札差は蔵米取の旗本・御家人に

2009年12月29日

支給される俸禄(ほうろく)の米を、代理人として受け取り、米屋に売却して現金化することを請け負った江戸浅草の町人。蔵米を担保に高利貸をして財をなし、代表的な富裕商人となった。

1724年(享保9)109軒を限る株仲間を認められ、幕府家臣団に対する蔵米の受け払いと、高利金融業を独占した。

手数料は蔵米100俵について、受領から売却まで金3分で、1000俵扱っても7両2分にしかならなかったが、貸付金の利子は年18%、1789年(寛政 1)には12%、幕末にはさらに下げられたものの、さまざまな不正手段をも交えて、貧窮化した旗本・御家人の財政に吸着し、急速に大富豪となった。

田沼時代(1767~86)の営業権は千両株といわれ、大坂で大名貸を行った掛屋にも比較されている。

会計事務所 インテリア ミラー